基本的に丹後ちりめんがベースとなる織物で、組織を組むための経糸・横糸以外に、縫取ちりめんには模様を表現するための横糸(色糸)が存在します。
この横糸が、縫取ちりめんの特徴で、丹後ちりめんの大きな特徴である「練り」に耐え、かつ柄を表現しうる横糸(色糸)が必要となります。(「練り」とは「撚り」の段階でついた糊やもともと絹糸に含まれるセリシン等を除去するための工程で、簡単に言えば洗濯のようなものです。)
柄を表現する横糸は、「ウルシ」や「スリット糸」と呼ばれ、柴田織物では、特殊装飾用金銀糸と呼んでおり、その種類は数百種に上ります。縫取ちりめんの用途としましては、織物自体が非常に高価なものとなりますので、概ね留袖として利用される場合が多いです。
中には小紋として利用される場合もありますが、とても贅沢なものとなってしまいます。
縫取ちりめんの位置付けとしましては、着物の生地の中では最上位に位置されております。用途の違う物では上位に内掛けがございますが、一般に着る着物とは違いますので、比較しづらいものとなります。
最上位に位置付けされる訳を申しますと、生地1反に使用します「ウルシ」は四十色以上に上り、材料費・手間・技術が通常の織物以上にかかるため、コストがかかり、技術も必要なため、生産数量が少なく貴重な存在でもあるためです。
しかし、柴田織物の丹後ちりめんは、コストと技術や手間を掛けている分、豪華さや品質は他の織物以上である事をお約束します。
縫取ちりめんは、着物などしかないと思っている方も沢山いらっしゃると思います。
当店では、長年の経験、技術力を駆使して、オリジナルちりめん小物を多数、企画、製造、販売しています。
ペンケース、ブックカバー、携帯ケース、財布、ストールなど各種ちりめん小物を製造しています。
ご希望の品をオーダーメイドで企画から製造まで、一括して当社で手掛けています。
丹後縫取ちりめんは、高級品です。
ご購入される際は、ご自身の目で、細かくご覧になりたいと思います。
当社では、定期的に日本全国に出張し、催事や展示会で実際に見ていただくことを優先しています。
是非、一度足をお運びください。
糸の買い付けから始まり、企画、製造、販売まで、全て当社で行なっております。
一切中間業者を介していないため、他社に比べて、品質は優れているのに低価格でご案内させて頂いています。
全て手作業で製造しておりますので、同じ色、同じ柄の縫取ちりめん着物や反物はありません。
全てがオリジナルの色や柄で、一つ一つ個性的な趣があります。
貴女だけの丹後ちりめんをお探しください。